炎の大陸・オーストラリア!
昨年末から年明けにかけて、オーストラリアの山火事が大変なことになっているとチラホラ日本のニュースでも取り上げられていました。
オーストラリア色の強い私のSNS上では、連日炎の海ややけどを負ったコアラの動画や画像で大変な騒ぎになっていました。
その後にコロナのニュースが入ってきましたね。
今はコロナのニュースで忘れられていますが、今でもオーストラリアの山火事は続いています。
「なんでオーストラリアは、こんなに毎年火事になってんのよ?」と思った方も多いはず。
理由の一つは、オーストラリア大陸が南極大陸を除き地球上で最も乾燥した大陸だからです。
日本の年間平均降水量は1718mmということですが、こちらがオーストラリアの平均年間降水量のマップです。
©Common Wealth of Australia 2005
ほとんどのエリアが白~黄色に入りますが、年間の降雨量500㎜以下なので日本の雨量の3分の1以下ですね。
さらに、年別のグラフもありました。
©Common wealth of Australia 2020
なんと!!!!!
2019年のオーストラリア全体の合計降雨量が、300㎜以下!
過去最低レベルですね!
それでか…って感じです。
日本で豪雨が降ると、1時間に100㎜とか200㎜とか降りますもんね…。
1年間にオーストラリアで、日本の豪雨数時間分しか雨が降っていないって、すごい。
それで、あんな大変な火事になってたわけですね。
非常に悲しいことに、今回激しく燃えた場所は国立公園などの森が多かったため、多くの野生動物が犠牲になりました。
5憶匹が犠牲になったと推定されています。
絶滅が危惧されているコアラの生息地も被害が大きかったため、ニューサウスウェールズ州では「今回の火事で、コアラの30%が死んでしまった」と言われています。
悲しいニュースが多いですが、傷ついた動物たちを救うため現地ではたくさんのボランティアが活躍しており、なかには「クラフトでレスキューされた動物の赤ちゃんのお家を作るお手伝い」というフェイスブックのグループ活動もありました!
世界中からたくさんのクラフトの支援が届いたそうです。
とってもステキな活動です♪
私にとって今回のオーストラリアの山火事は、気象変動について改めて考えさせられるきっかけとなりました。
現地で活躍しているボランティアに比べたら、私たちが日本でできることは地道なことばかりかもしれません。
また、こんなに大きな問題を私たち人間にどうすることもできないように感じてしまうかもしれません。
でも、私たち人間の活動が積もり積もって地球規模の問題を起こしているように、裏を返せば私たちにはこの大きな問題を解決する力もあるということなのだと思います。
というわけで今日も私は一駅歩きます!地道に!
++++
というわけで、
オーストラリア大陸は、南極大陸を除き地球上で最も乾燥した大陸であることが理由の一つだと書きました
が!
実は「オーストラリアの植物が火事を起こさせている」
という、ちょっと都市伝説じみた話がオーストラリアの植物学界では一般的な通説として考えられていたりします…!
オーストラリアは地球上で最も古い大陸でもあり、とても栄養に乏しく、やせた土地です。
そんな場所で、実は植物たちは「どうにか次の世代を残そう」と、必死の生存競争をくり広げているのです…!
その話は、次回に♪
あそうでした!
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